1994〜2000年 新たな借金と転落



 結婚と同時に家を建て、その返済が開始したため、新婚二人の収入では生活も大変だろうと義父がローンの半額を負担してくれることになりました。夫は次男なため、二人で住むようにと夫の実家から数分の土地を義父が買ってくれました。独身の頃、ちょうど破産を進めていた時期に家を建てる話しが持ち上がり、名義も私たちの名義にし、銀行から借り入れるということを聞いた時、慌てました。破産した私の名義でなど、借り入れできるはずもなく、もう少ししてから家を建てようと夫に訴えました。でも、義父も夫も話しを進めていき、仕方なく書類に必要事項を記入しました。内心バレてしまうとビクビクしながら。
 でも、どういうことか審査が通りました。銀行のトップの方と義父と家を建てる業者との間で話しがついたようですが詳しいことまではわかりません。私の実家は財産もなく、父の少ない収入と母のパート代で弟の大学の費用を工面し、食べるのには困らないものの、裕福とか余裕とは程遠い生活でした。夫は逆にお金の苦労など知らずに裕福な暮らしをしてきました。

 結婚して1年半ほどして、ステレオやパソコンをローンで買いました。審査が通らないだろうと思っていたのですが、名前と住所が変わったためか、カードまで作れました。今は生年月日の一致などでも審査するようですが。。。収入は当時で手取りで14万ほどに増え、ボーナスやその他の手当てなどもありましたが、カードが作れたことで計画的に使おうと思いつつも、少しずつ坂道を転がっていきました。1996年4月、借金が100万を超えた時、夫に話して私が返済していくということで夫の名義で銀行から借り入れてもらい、月1万を貯金すること、生命保険に入ることを約束しました。銀行から150万ほど借り入れ、借金を返済し、今後7年間、月1万6千円を返済していくことに。約束した月1万の貯金も始めました。でも、半年もしたあたりから、また狂い出しました。カードにハサミを入れずに取っておいたため、また借金の虫が騒ぎ始めたのです。約束の1万円ずつの貯金も夫に渡したわけではなく、あくまで私自身で貯金していたため、いつの間にかやらなくなり、更にせっかく入った生命保険も掛け金がきつくてやめました。

 我が家は共働きなため、生活費はワリカンにしています。水道光熱費等は夫の通帳から引き落としになるため、その分を夫に渡します。つまり基本的に給料は生活費さえ払ってしまえば自由に使えるということです。

 新たな借金を作るようになり、借り入れしてもらってから2年ほどした1998年4月、夫が新しい職場に移動することになり、同じ系列ではあるものの、一旦、退職扱いになり退職金250万ほどが手に入るということで、またもや返済がきつくなっていた私は渋る夫に頼み、150万ほど借りてボーナス月に5万ずつ夫に返済していくという約束をしました この時、当時抱えていた車のローンを払ってしまうというウソをつきました。最悪です。

 その後、完済させたりもしましたが、カードにハサミを入れなかったため、またもや繰り返すことになります。どうして懲りないのか、自己嫌悪と共に自分は依存症なのではないかとも真剣に考えました。
 この時の私は、家事もそこそこに休みのたびに市内まで出かけては、返済後にカードの限度の空きができると買い物したりしていました。



                                     
 


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